50歳代にして白内障になってしまい、
多焦点レンズの手術をしたものの、
再手術で単焦点レンズに入れ替え、
続いて眼瞼下垂手術もする羽目になってしまいました。
その時のことをブログに綴ります
〈多焦点レンズの見え方〉
パンオプティクスという3焦点にピントの合うレンズを入れたわけですが、
その見え方というと、
遠くは間違いなくとてもはっきりと見える。
なのに、近くがあまりはっきりとは見えない。
全体的に色が褪せても見えていました。
新聞は確かに読めるんです。（紙にくっきりとした輪郭の文字が印刷してあるようなものは大丈夫）
ただ、見え方が水に浮かんだような、そんな感じでした。
そして、字は読めても物の形がぼやけるんです。
家でご飯を作る時など、まな板の上の食材やら、炒めているフライパンの中身やらが
ぼやっと見えてました。
とても気持ち悪い感じでした。
ある日3人の友達とLINE電話をすることになって、
スマホに友達の顔が写るのですが、
これがまたぼやけて表情が何も分からない。
写真を撮ってもピントが合っているかどうかが分からない。
パソコンの画面に大きく映してもちゃんとピントがあってるのかどうかが分かりませんでした。
物の形の外側、内側にその輪郭が2重に見える。
仕事で裁断機を使って紙を切る時に、
ずれて切らないよう刃でそっと型をつけて切り位置を確かめてから切るのですが、
その薄くつけた線（実線）と、紙に印刷されている太線が二重に見えている架空の線とが、
どちらがどの線なのか区別がつかなくなりました。
一応普段の生活は眼鏡なしでできている。
けれども見え方が変・・・
何気なく手元を見るたびに、自分の指が2重に見えているって、どうしても慣れるものではありませんでした。
病院ではちゃんと視力検査をして、何も問題ない、よく見えているとのこと。
見え方も時間とともに良く見えるようになる、としか言ってもらえず。
その頃から、なんだか目が下にグーっと下がっていくような症状も出ていて、こちらも心配でした。
悶々としながら過ごしていましたら、
それを見かねが旦那が「そんなに気になるならセカンドオピニオンみたいな感じで別の病院行って診てもらったら？」と。
それもそうだ！
早速、眼科専門の病棟がある、大きな病院へ行ってみることにしました。
両目手術から1か月後のことでした。
〈ほかの病院での診察〉
ここで今の症状などを伝えて、
眼圧や視力検査、先生に目を見ていただきましたが、
レンズもちゃんと真ん中に入っているし、何もおかしいところはない、とのこと。
眼が下がって目の下を圧迫するような感覚があることも言いましたが、
分かってもらえず。
「100円を拾って喜んでいたら10円を落としてそれを悔やんでる人のようなもんですよ」
と訳の分からない例え話までされてしまいました。
それでもせっかく来たのだからといろいろと質問したら、
「僕ならそのレンズは選びませんでした。
今の見え方がそのレンズの見え方です。」と。
そして、多焦点レンズをして後悔して入れ替えすることになる人はどのくらいいるのかを聞いたら
「100人手術して10～15人くらい」と言われたんです。
それって多くない？？
本当にビックリしました。
せっかく一大決心をして手術したのに！！
入れ替え手術のこともいろいろと聞いてみました。
最初の手術で白内障レンズを入れる時は、
小さくたたんだレンズを切り口から入れて開くだけでよいが、
入れ替え手術になると、中に入れたレンズを小さく切り刻んで、ちょっとずつ出さないといけない、
しかもレンズが癒着しているので、それを上手にはがさないといけない。
執刀してくださった先生にお願いしたら、きっと上手にやってくれるとは思いますけど、
再手術はかなり覚悟しないといけないですよ、と。
〈診察を終えて分かったこと、感じたこと〉
レンズはきっちりと入っている。
今の見え方がこのレンズの見え方である。（これ以上見え方が良くはならない）
他の病院で手術した人の不調などはあまり真剣に診てもらえない。紹介状もなしだったし。
でも、ここで診てもらったことで、今まで悶々と思い悩んでいたのが吹っ切れて、
「手術をしてしまったのだから、この見え方で慣れていくしかないんだ！」と
覚悟を決めたのです。
見えにくいところは老眼鏡をしたらある程度はっきりと見えることも分かり、
メガネ屋さんに行って老眼鏡も誂えました。
何とかこれでやっていけそう！
白内障多焦点レンズ手術～単焦点レンズ入替手術～眼瞼下垂手術 No.6 目の奥に訳の分からない痛みが
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