数か月前から葬儀場でセレモニーのお手伝いをしています。
その時に出会った印象に残った事柄を綴ります。
写真をお預かりしに行った時のこと
喪主様のおうちに故人様の遺影のお写真を預かりに行ってきました。
享年57歳の女性の方。
えっ?私と同い年!
なんだか他人事と思えなく、心がざわざわとしてしまいました。
お家にいらっしゃったのは息子さんお二人。
いろいろとお写真を探されたようですが、
なかなかいいのがなかったそうです。
出してこられたのがアルバム2冊。
どちらも以前参列したお葬式の時の写真でした。
集合写真の中の一枚。神妙な顔をして写っておられます。
実はほかに一枚、とてもいい笑顔のスナップ写真があったのですが、
顔が小さくちょっとピンボケ気味ということで外されてしまいました。
写真の加工
お預かりした写真は、専門の業者さんに出して加工してもらいます。
ちょっとした修正はしてもらえます。
他に、背景画像や着衣を変更することも可能です。
最近は、背景は色バックだけではなく、お花の背景や山の景色、海の景色など多種多様。
以前拝見した遺影写真で印象に残っているのは、ビールを片手に満面の笑みを浮かべる故人さま。
背景は満開の枝垂れ桜。
いろいろな背景画像の中から選ばれたその写真は、まるで本当にお花見に行ってるかのような素敵なお写真でした。
(原版は、室内で撮影されたスナップ写真)
拝見しているこちらまで晴れ晴れとしてきます。
お写真を見るたびに遺族様も楽しそうな笑顔を思い出されることでしょう。
以外に困る遺影用写真
年と共に写真に収まるのが嫌になり
(シミやら皺やらリアルに写っちゃいますものね)
いざお葬式となると、残されたご家族も写真を探すのに困ることが多々あります。
大抵、皆で集まった時に撮った集合写真の中から選ばれることが多いです。
中には、運転免許証の写真を使われる方も。
遺影用の写真の準備
人間いつどうなるかわからないので、いつも遺影に使えるような写真を準備しておいた方がいいですよね。
不本意な写真を使われたり、無理して引き伸ばしてボヤボヤのボケた写真になるのも嫌なので。
私はカメラ好きなので、友達や家族と出かけたときに、自分の写真も撮ってもらうようにしています。
あとは、セレクトして家族に分かるように置いておくこと。
↑
意外にこれができてない💦
写真データがあっても、それがどこにあるのか伝わってなければ意味ないです💦💦
ちゃんと子供たちにデータを渡しておこうっと。
自分の親や舅・姑(4人とも健在です!)の写真もことあるごとに撮ってるので、
遠からずやってくるだろうお別れの時に、
我が家は遺影写真に困ることはなさそうです。
撮り過ぎてて選ぶのに時間がかかるかも
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